財政の支えでやっと立っている日本企業

日本企業の収益は、1~3月期に比べれば、改善への傾向が見られる。日本経済新聞社の集計(8月2日)によると、全産業の連結経常損益は、1~3月期には赤字であったが、4~6月期には黒字に転換した。ただし、前年同期比で見ると、全産業の連結経常利益は、78%減となっている。また、製造業は、依然として2552億円の赤字になっている。

日興コーディアル証券の集計(8月3日)では、東証一部上場企業の純損益合計は4~6月期には黒字に転換した。ただし、前年同期との比較では、売上高合計が24.8%減、純利益の合計は74.2%減となっている。また、電機、自動車などの10業種は、依然として赤字を続けている。

続きを読む

環境ビジネスは日本経済の救世主か?

環境ビジネスが日本経済の救世主になるとの意見がある。ガソリンエンジン車からハイブリッド車への移行や、火力発電から太陽光発電への転換によって、新しいビジネスチャンスが生まれるという考えだ。

環境ビジネスの成長が日本経済の活性化に寄与するためには、次の2つの条件が満たされる必要がある(なお、以下では便宜上、ハイブリッド車や太陽光発電のためのパネルなど環境配慮財を「クリーン財」、ガソリン車や火力発電など従来材を「ダーティー財」と呼ぶことにしよう)。第1は、ダーティー財からクリーン財への移行が現実に生じること。第2は、クリーン財への移行によって経済全体の需要が増えることである。

続きを読む

太陽は隠されたが皆既は体験できた

皆既日食を体験するため、トカラ列島の悪石島まで出かけた。皆既の時間帯に暴風雨に見舞われ、残念ながら太陽の姿を見ることはできなかった。しかし、世界が暗黒に包まれたのは、はっきりと確認できた。このとき、雨をよけてテントに集まっていた人の愛田から、大きな拍手がわき上がった。雨のために暗くなったのではなく、まさしく夜の暗さである。皆既の6分間あまりの時間帯だけ暗くなり、終わったら急速に明るくなった。このとき、再び拍手の嵐。

激しい雨の中だったので、セミの鳴き声の変化などの動物の反応や、温度の低下や風の変化といった現象は、残念ながら認識できなかった。しかし、異様で貴重な体験ができたことは間違いない。

続きを読む