日本の産業の中核である自動車産業は、きわめて困難な状況に直面している。需要の見通しが生産能力を大きく下回っているからだ。
日本国内の自動車販売台数は、長期的な停滞状態にある。1990年代の中頃までは年間600万台を超えていたが、最近では400万台近くまで減っており、約4割の減少だ。これは、日本国内で賃金が伸びず、個人所得が増加しなかったことの影響も大きいと考えられる。日本自動車工業会は、3月24日、2009年度の自動車の国内販売台数が429万8000台になるとの見通しを発表した。これは、77年度以来32年ぶりの水準だ(なお、08年度の販売台数見込みは467万台)。