石油危機での英国の二の舞いを演じるな
世界の金融情勢が、再び大きく動こうとしている。
ECB(欧州中央銀行)のトリシェ総裁は、利上げに向けて強いメッセージを再三発している。ポールソン米財務長官は、「強いドルのためにドル買い介入も辞さない」と表明した(「強いドル」とは、金融引き締めを意味する)。これらの背景にあるのは、インフレに対する強い懸念だ。
世界の金融当局は、金融政策を今後どのように転換するか、あるいは転換しないのか。そして、それは経済活動にどのような影響を与えるのか。これらについては、近い将来に関してさえ、大きな不確実性がある。したがって、今確定的なことを述べるのは、かなりのリスクを伴う。しかし、きわめて重要なテーマなので、スペキュレーションも加えて考えてみよう。
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