世界はグーグルの前にひざまずくか?

ほぼ発足当初から、私はニフティのメールサービスを使っていた。1980年代、「パソコン通信」と呼ばれていた頃の話である。

90年代の中頃、それまでニフティを使っていた人びとが、次々とインターネットメールに移行していった。企業や大学がドメインを取得し、組織メンバーにメールアドレスを配り始めたからである。私自身も大学のアドレスはもらったのだが、律儀にニフティにとどまった。

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インターネット時代の「ビッグ・ブラザー」?

ジョージ・オウエルの『1984年』は、未来における超国家オセアニアの話である。「ビッグ・ブラザー」と呼ばれる全知全能の支配者が、全国民の全生活を監視している。その道具は「テレスクリーン」と呼ばれる双方向のテレビジョンだ。これにより、市民の行動は1日中「真理省」に監視される。

最初に読んだときには気づかなかったのだが、最近読み返してみて、「こんなことは不可能だ!」と叫んでしまった。

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