地方都市に行くと、どこでも同じ風景に出くわす。空港を出ると、よく整備された道路が走っている。道路沿いには、さまざまな店舗が出店している。ところどころにショッピングセンターもある。ところが、市街地に入ると、急に活気がなくなる。駅前商店街は、「シャッター通り」そのものだ。人通りも少ない。
その地方の方々と話すと、次のような答えが返ってくる。
「この10年間、公共事業が増えて潤った。ところが、ここ2~3年、それが減って苦しい状態が続いている。国からの財政資金をもっと増やしてもらわないと、どうしようもない。駅前商店街の惨状を救うには、大型店の規制がどうしても必要だ。格差、格差と言うが、最も深刻な格差は、東京と地方のあいだにある。東京が発展する一方で、地方は衰退するばかり。どうか力を貸してほしい」
じつは、この半年のあいだに、まったく同じ意見を、まったく別のところで聞いたので、やや驚いている。