制御不能に陥った日本の国債発行
日本の財政は、空前の危機に陥っている。2009年度当初予算では約46兆円の税収を見込んでいたが、経済危機で企業利益が激減したため、税収も激減した。8月末現在の税収実績は、前年同月比で73%の水準にしかなっていない。このまま推移すれば、今年度の税収は40兆円を下回る。これは、1985年頃の水準だ。つまり、日本の税収は、25年ほど前の状態に逆戻りしてしまったことになる。他方で、歳出がこの25年間に増加したことは言うまでもない。
このため、国債発行額は50兆円を超し、国債発行が税収を上回るという異常事態に陥った。税収に対する利払い費の比率は、2割を超える。利払い費に償還分も合わせた国債費全体では20兆円を超え、社会保障費の25兆円に迫る。
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